まず初心者ならどんな練習をすればいいの?
まずはテイクオフの練習をします!走ってボードに乗って水面を滑ってみましょう!
週末に海に出没する会社員スキムボーダーです。 スキムボードの大会ではプロクラスの入賞経験もあり欧州を飛び越え世界的に人気のあるボードメーカーDOGFLUT SKIMBOARD
のライダーとして活動しています!
目次
テイクオフとは
スキムボードでいうテイクオフとはボードに飛び乗り水面を滑り波に到達するまでの事を指します!
初心者だけでなく上級者でもかなり重要な要素ですのでテイクオフが上手くなると遠くの波を狙えたり、後々のライディングに繋がってきます
スキムボードを上達する上で欠かせないですが曲芸の様な難しいテイクオフなので苦戦すると思います
私も今までに何万回転んだかわからないですし、いまだにテイクオフを上手くなりたいと思っています!
一番挫折しやすいポイントを一番最初にマスターしなければならないので、スキム人口がいまいち増えない要因かなとも思ってます!
最初の3か月間くらいは乗り込みの安定感を高め、水面を長く滑れるようにしていきましょう!
テイクオフが安定してきたら!
テイクオフ、ビーチスライドが安定してできるようになったら!
【基本編】スキムボードでターンする為の練習法①スピードラン編
具体的な練習方法を解説しましょう!
では前置きは置いておいて、実際に練習してみましょう!
まずは砂浜で練習してみましょう!
いやいや俺は早く水面を滑ってみたいよ!
いきなりテイクオフしようとすると思ったより滑るので転んで怪我しますよ!
スキムのテイクオフを例えるとしたら。
地面に置いてあるスケボーに走って飛び乗って滑る感覚に似ていますかね!
スケーターならともかく容易に滑って転ぶ事が想像できます。。。
余計な怪我をしない為にも基本的な動作は大事になってきます!
自分のスタンスと乗り込みの仕方を確認しましょう!
陸トレをすることにより水面でテイクオフ動作を行ったときにどちらの足から乗り込むかわからなくなったり混乱せずすみます。
走りながら板を置いてボードに飛び乗るという今まで経験したことのないような動作ですのであらかじめ動作を確かめた方がスムーズに上達できます
こちらで解説していますのでチェック!!
では自分の持ち手、スタンス、乗り込みを意識しながら次のステップに進みましょう!
ボードをドロップ(落とす)する練習をしよう!
では次はボードをドロップ(落とす)練習をします!
ドロップとはボードを水面や薄く水が張った砂(サンド)に落とす事です!単純な動作ですが乗り込み時にはかなり重要です!
簡単そうに見えてドロップをミスすると乗り込み時に怪我しやすく、テイクオフの伸びや、安定感にかかわってきます!
ドロップは地面または水面と平行に落とそう!
- ドロップする際に前方30cm~50cmほどに落としましょう!
- 投げるのではなく自然に落とす、もしくは送り込む様なイメージで
- 板が回転しない様、進行方向に対してまっすぐボードを置きます
- ノーズ(先端)やテール(後端)またはレール(側面)が刺さらない様に地面に平行になるようにドロップします
- 傾斜がついている場合傾斜に合わせて平行にドロップできるといいですね!
オンボード(乗り込み)してボードで砂浜を滑ってみよう!
- ボードを地面に置き2~3歩ほど下がります
- 滑る方向を意識しながらボードの後ろ側からボードに乗り込みましょう!
- ボードの横から乗ると転倒したり、スピードのロスにつながるのでボードの後ろから乗り込みましょう!
- 乗り込む際にはボードの真ん中のラインにのるようにします!
- 低い姿勢でオンボードしましょう!
- 砂の上を1mくらい滑れたら上出来ですのでレッツトライ!!
ボトムワックスを使うと良く滑ります!
スキムボードにはスノーボードのようにボトムワックスを使うこともあります!
必ず必要という訳ではありませんがテイクオフ後の滑走距離が伸びたりサンドに置いたときにボードが滑らず止まってしまい、転倒したりするのを防いでくれます!ボードの摩耗も抑えてくれますね!
ボトムワックスの種類
- ZUM WAX スキムボード用スピードワックス(ボトム用)
チューブタイプで使いやすくスポンジも付属しています!海へ行くときに鞄に忍ばせていつでも塗りなおせます!
- EverGlide エバーグライド パフォーマンスワックススプレー
- eelsnot イールスノット ボトムワックス
- パーマコートワックス (PERMKOTE WAX) スキムボード用 ボトムワックス
大容量でお勧めです!持ち運びはしにくいので小分けにすると便利です!
最初の砂浜を滑る感覚をつかむときに非常に役に立ちますので是非お試しください!
ドロップから乗り込み(オンボード)を通しで行いましょう!
ではドロップから続けてオンボードしてみましょう!この動作がスムーズ行えればやっと水面を滑れます!
- ドロップ⇒オンボード(乗り込み)を繰り返しましょう!
- 慣れてきたら小走り⇒ドロップ⇒オンボード(乗り込み)を繰り返してしっくりくるまで練習しましょう!
小走りするとスムーズに乗り込めないよ!
どうしても小走りして乗り込めない場合のワンポイント
ドロップのタイミングR(レギュラー)G(グーフィー)
- 後ろ足乗りの人の場合
R右足G左足が地面についたときにボードをやや遠目に前方へドロップしR左足G右足で地面をけりR右足G左足から乗り込みます - 前足乗りの場合
R右足G左足が地面についたときに踏切りながら前方へドロップし、R左足G右足で乗り込みます
ドロップの位置とタイミングが良くなるといいリズムで乗り込みがしやすくなると思います!
実際にビーチスライド(水面を滑る)してみましょう!
今度は波打ち際でボードをドロップしながら乗り込みを行いましょう!
水面にボードをドロップし躊躇していると波でさらわれたり、波が引いて砂が乾きタイミングを逃したりします!
ボードをドロップしてから素早く乗り込むことで水面を滑る事ができるので練習あるのみです!
注意点
- 水面で行うと思ったより滑ると思いますので転倒に注意しましょう!
- 水面にボードを滑らせどのくらい滑るか確認してイメージしてみましょう!
- ドロップをミスして板が回転したり砂に刺さった場合などは無理せず乗り込まない様にしましょう
- 重心を低くすると転倒しにくくなります
- 重心が高い状態での転倒は危険です!遠心力で頭などを打たない様注意しましょう!
まずは助走なしでドロップからのオンボード
波打ち際の水深が2~3センチくらいが一番滑りやすいです
波の満ち引きで乾いたり水が厚くなったりタイミングが変わりますので状況に合わせて立ち位置は変更していきましょう
- まず水面にドロップだけしてみましょう
地面と違い思ったより滑ってしまったり回転してしまったりします
何回か練習して思ったところにドロップできるようにしましょう - 波が打ちあがった状態から波がひいていく2~3秒間のタイミングを狙ってボードをドロップしましょう
- ボードに乗り込みます
この時ボードに過重がかからない様に膝のクッションを使いながら足を置き転倒しない様低い姿勢で滑りましょう - なるべく長く滑れる様にバランスを取りましょう
小走りでオンボードしよう!
- 波にタイミングを合わせボードを持って小走りします
- 上記に練習した状態のいい状態の水面にボードをドロップします
止まって行った時よりやや前方にドロップするといいかもしれません。 - 姿勢を低くしながらオンボードし長く滑れるようにバランスを取りましょう!
- 慣れてきたら徐々にスピードアップしていきましょう!
- いきなりスピードをつけると危ないので徐々にスピードアップしましょう。
スピードが付くと激しく転倒したり乗り込みのタイミングがわからなくなったりします。
上手くできないと感じたら陸トレに戻って動作を確認します
オンボード時にボードだけ前に滑って後ろに転倒する事が多いので
重心を低く前足にしっかり過重(重心を前に)して後ろにひっくり返らない様に!
海に向かって真っすぐ滑ってもいいですし、浜辺を横切るように行っても構いません!
横に走った方が長く乗りやすいですが、タイミング次第では砂が乾燥し、いきなり板がストップしてしまうこと多いのでタイミングを計りましょう!
ビーチスライドできましたか?
ボードに乗って水面を滑ることをビーチスライドと言います!
これだけでも十分楽しいですね
波に到達してターンやトリックにつなげたりとスキムボードの基本になります!
まずは5m~10mくらいまっすぐ滑れるように頑張りましょう!
目こんな目標を立てて練習するといいかも?
- 全力疾走が10だとして5~6くらいのスピードでオンボード(乗り込み)できる
- 5m以上水面をビーチスライド(滑走)する事ができる
- ボードに乗っているときに回転せず行きたい方向にノーズ(先端)が向いている
- テイクオフを10回して6回程度安定してテイクオフできる
等々
滑走距離が延びる足の位置
オンボードしたけど止まってしまうし全然長く滑れないんだけど、、
走る速度が速いと滑走距離は伸びます。
ですがそれ以前にボードに乗せている足の位置が悪いかも?
オンボード時にボードの中心の近くに足を置くととボードが暴れずに安定して失速を防げます!
テイクオフ中はなるべく水面とボードを平行にすることが重要です!
テコの原理で端に乗ると軽い力でも簡単に沈み反対側が浮き上がってしまいボードが平行にならずに失速してしまいます。
ボードの重心に近いほど乗り込み時ボードが暴れずに滑走距離を延ばすことができます!
転倒が怖くてテイクオフが上手くならない。。
横乗り系スポーツは転倒して怪我をすることが多いと思います。
人間の生物学的に横を向いて平行移動するという動作は日常生活にはありえない動作なので慣れるまでは転倒するのは無理もないでしょう。。
どんな競技でも怪我というものは多かれ少なかれあるので余計な怪我を増やさない為のアドバイスをしましょう!
私も転びまくっています!w
参考にどうぞ
”首”を守ろう
特に頚椎(首)、手首、足首など体の末端は人間の構造的に弱い部分の為、非常に骨折しやすく危険です。肘、膝など各関節や指、肋骨なども気を付けるべきです。
転倒して手をついて骨折、オンボードしそこね踏ん張って足首を骨折、重心が高い状態で転倒し頭部を地面にぶつけむち打ち等々。。。実際に見てきましたのでよくある話です
受け身をとろう
まず、私が友人にスキムを教えるときは怪我してほしくないので必ず受け身の練習からしてました!
マジな話です。
柔道の受け身ってご存じでしょうか?私が学生時代の時は柔道は必修科目でありましたので身近でしたが行ったことはありますでしょうか?最近は必修科目ではないみたいでショックでした。
初めての方は真似してみるといいかもしれません。余計な怪我が減ると思います。
転ぶなら背中から!
柔道なんてやったことないよって方はこれだけでも覚えておくといいです
『転ぶなら背中から!!』
転倒して手をついたり、転びそうになるのを踏ん張ったりせず潔く転びましょう。
怖がらずにアゴを引いて背中から転ぶようにすれば余計な怪我をしない立派なスキムボーダーになれます!転び慣れるのも上達の道です
背中や肘など擦り傷などを作りたくないよって方はこちらの記事をチェック!!
テイクオフを学びビーチスライドを楽しみながら練習しよう!
スキムボードのテイクオフは非常に難しく、初心者が辞めてしまう原因の一つだと思います!
ですがテイクオフが上手くなればビーチスライドするだけでも楽しくでき、後に行うターンやトリックなどに繋がってきます!
何回もチャレンジを重ねることで必ず上達していきます!水面を滑走する爽快感を楽しみながら練習していきましょう!
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