目次
スープターンって何?
スープターンとは波が崩れて白い泡になり打ち寄せている状態の波でターンする事です
海外ではホワイトウォーターとも言います。
波のどこにパワーがあるか一目瞭然なのでターンの基礎を覚えるにはもってこいです!
こんな方にお勧めの練習です!
- テイクオフが安定してきた方
- スピードランが出来る方
- 波を使ったターンを目指す方
- スピードランの波選びがどうしても出来ない方
- レールワークを学びたい方
等々
レールワーク?スピードラン?何言ってるかわからないよ!って方はこちら
スキムボードでターンする為の練習法①スピードラン
先にこちらを読んでいただくと理解しやすくなります!
週末に海に出没する会社員スキムボーダーです。 スキムボードの大会ではプロクラスの入賞経験もあり欧州を飛び越え世界的に人気のあるボードメーカーDOGFLUT SKIMBOARD
のライダーとして活動しています!
スープターンのやり方
まずは通しで見てみましょう!私のターンより丁寧にレールを入れていてわかりやすいので参考にさせて頂きました。
1.手ごろなスープを見つけます
2.スープに向かってテイクオフ
3.スープの手前でレールを入れ始めます
ボードの軌道が変わります
4.スープにボトムを当てる様にレールを入れます
レールを入れつつ目線を岸に
5.波のパワーを貰いながら岸に戻ります
このターンは波のパワーがどこにあるか分かりやすいのでスピードランよりタイミングがとりやすいです。私も最初はこのターンから始まりました!
これが出来るとスキムボードが楽しくなってきますよ!
ポイントを解説
スープターンを会得するための意識するべき4つのポイントがあります
波選び
テイクオフの角度
レールの角度
先行動作
スープターンの波の選び方
スープにもターンの行いやすい波のパターンがあります。
状況にもよりますので実際の波で行う際にはその限りではありませんが、波選びのヒントになると思います!
スープターンしやすい波ケーススタディー
スープの前でレールを入れられるか
良い例
スープの手前が斜面になっている
悪い例
サンドからいきなりスープになっている
スープの前にある程度レールが入れられる水深が無いとレールを入れにくく失敗しやすいです。
波間なみまの選び方
良い例
テイクオフが届く距離である(波間が近い)
悪い例
テイクオフが届かない(波間が遠い)
これは勿論テイクオフの技術が上手ければ届く距離は伸びます。
しかしどちらかと言えば波選びの方が重要です
上記の画像を比べると波の間隔に大きな差があり、いい例の方が間隔が狭いのがわかりますでしょうか?
狭すぎても難しいのでテイクオフが届く程度に波間が狭まったタイミングでテイクオフしてみましょう!
よくないスープの例
ブレイク直後のスープ パワーが強い
パワーが弱いスープ
波が崩れた直後のスープはかなりのパワーがあり初心者の方はレールが弾かれたりパワー負けして失敗しやすいです。
また走り出すタイミングが遅く引き波で打ち消されるようなスープやパワーが無い波はレールが引っ掛からず失敗しやすいです。
上記の画像では引き波の影響でパワーがなくなっていますね!
走る角度を調整してみよう
サーフィンは波と一緒にテイクオフするのに対し、スキムボードのテイクオフは波が自分に向かってきます。テイクオフしながら波のタイミングを計らなければならない為
レールワークが未熟なうちは波のパワーに負けたり目測を誤る事が多いです。
スキムボードの海外のプロなどを見ると波に対してまっすぐ走り込んでテイクオフしていますが、レールワークが未熟なうちはこのようなテイクオフだとターンはほぼ不可能だとおもいます。
いくらスープや波にパワーがあってもレールを入れる角度やテイクオフの角度があってないとターンできません。
初心者の方は波に対してレールを入れやすい角度があるので解説しましょう!
ターンしやすいテイクオフの角度とは
テイクオフしたボードを波に当てていくのですが、初心者向がレールを入れやすくターンが成功しやすい角度は
波に対してなるべく浅い角度で斜めに走る事です。
斜めに走る利点
- ボードを少し傾けるだけでレールが入り、スープのパワーを得る事が出来ます。
- 小波でもパワーを貰える時間が長くなりターンが伸びる
- 斜めに走れば波とぶつかり合う力を分散できる
ただし、波に到達するまでの距離が長くなりますから、テイクオフの技術が非常に重要になってきます!
良い波を選んでなるべく20~45度くらいの角度でテイクオフするとやり易いと思います
斜めに走ることによってこのような極小な波でもパワーを貰いターンをすることが可能になります。
まだまだテイクオフが自信が無い、波に到達できないよって方はこちらの記事をご覧ください!
【初心者必見!】スキムボードのテイクオフ練習法
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ベストなレールの角度とは
お次はレールの角度ですが、正直どの程度レールを入れていいかわからないと思います。
本来は波の大きさやパワー、波のタイミングや行うターンの仕方によってレールを浅くしたり深くしたり調節をしますがある程度経験を積まないと難しいでしょう。
目安として小波で行うスープターンではスープにボードのボトム(裏面)を乗せるイメージで行ってみるといいと思います
とりあえずターンを成功させたい方は波のバンク角に合わせる様にボードを傾け大きな弧を描くようにターンするといいでしょう!
先行動作
上記の動画の7秒から15秒辺りの動作です
ボードを傾ける為に上体をつま先側に乗せ、重心移動をしなければボードは曲がっていきません
ターンの前半は上半身から起点に重心移動しレールを入れ始め下半身に連動させターンしましょう!
波にボードを当てる前までは重心を前に倒し前の肩と肘を進行方向に向けるようにします
これも個人差がありますが私はみぞおちと肘を意識し先行して体を傾けボードをコントロールしています!
人によっては首の付け根、肩を先行する方がしっくりくる方もいるでしょう!
重心移動の仕方はスピードランの練習をすると上手くなります!
波に乗る喜び!
私は一人でスキムボードを始めた為、当時はスキムボードの情報もほとんど無く、かなり苦労してはじめて出来たのがこのスープターンでした!
今でも感動し、嬉しかったことを覚えています!
難しいですが何回も挑戦し、『波に乗った』という爽快感やスピード感をぜひ味わって欲しいです!
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