フロントサイドターンが苦手な人は、バックサイドと同じ感覚でターンしていませんか?
波選びやテイクオフの基本については、以前紹介したバックサイドのスープターンの記事で解説しています。
この記事ではそこから一歩進んで、フロントサイド特有の3つのポイントに絞って解説します。
- レールの入れ方
- 上半身・腕の使い方
- 目線
この3つに絞って解説します。
この記事はバックサイドのスープターンができる人向けの記事です
出来ない方はコチラ
スキムボードでターンする為の練習法②スープターン編
用語がわからない方はコチラ
スキムボードってどんな波の乗り方があるの?ターンの種類を解説!
週末に海に出没する会社員スキムボーダーです。 スキムボードの大会ではプロクラスの入賞経験もあり、欧州を飛び越え世界的に人気のあるボードメーカーDOGFLUT SKIMBOARDのライダーとして活動しています!

フロントサイドターンは「身体をどう倒すか」が重要
フロントサイドターンでは、単純に身体を内側へ倒せばいいわけではありません。
特に重要なのが、腰とお尻の位置です。
ターンをするときに重心が後ろへ傾くと、自然と踵側へ体重が乗りやすくなります。
その状態で身体を倒してしまうと、ボードのレールがうまく入らず、ターンが抜けてしまいます。
フロントサイドターンでは、
「お尻を後ろに出す」
という意識が非常に重要になります。

① レールの入れ方|お尻を後ろに出す
フロントサイドターンで最も意識してほしいのが、レールの入れ方です。
ターンに入るとき、上半身だけを背中側へ倒そうとすると、重心が動かずボードが傾きません。
すると「体を傾けているのにレールが入らない」
という状態になりやすいです。
そこで意識するのが、
お尻を後ろに出す
という動き。
イメージとしては、椅子に座るように腰を後ろへ引きながら、ボードをターン方向へ傾けていきます。
ただし、単純に腰を引けばいいわけではありません。
大切なのは、
お尻を後ろに出しながら、ターン方向へ身体を入れていくこと。
これによって、踵側に体重が逃げすぎるのを防ぎながら、ボードのレールをしっかり水面へ入れやすくなります。
「身体を倒す」より「腰を落とす」
初心者がよくやってしまうのが、ターン方向へ身体だけを倒すこと。
これだと上半身だけが先に倒れてしまい、下半身がついてきません。

フロントサイドターンでは、
腰を落とす → お尻を後ろへ出す → ボードを傾ける
という感覚を持ってみてください。
② 前肩を開く|または後ろ肩を前へ出す
次に重要なのが上半身です。
フロントサイドターンでは、肩の向きを変えることがターンのきっかけになります。
意識しやすいのは、
前肩を開く
という動き。
もしくは、
後ろ肩を前へ出す
と考えてもOKです。
この2つは基本的に同じような身体の動きになります。
特に分かりやすいのが腕の使い方です。
ターンするときに、
後ろ側の腕を前側へ傾ける
ようなイメージを持ってみてください。
肩が回り、胸がターン方向へ向きやすくなります。
すると、上半身だけでなく下半身もターンについてきやすくなります。

腕を「振る」のではなく、身体の向きを変える
ここは非常に重要です。
「腕を背中側へ振ればターンできる」ということではありません。
腕を大きく振り回してしまうと、身体のバランスが崩れてしまいます。
あくまで、
肩の向きを変えるために腕を使う
という意識です。
後ろ肩を前へ送ることで肩が回り、その動きに腰・膝・ボードが連動していきます。
フロントサイドターンは、腕だけで曲がるのではなく、
腕 → 肩 → 腰 → ボード
と身体全体を連動させることが重要です。
③ 目線を行きたい方向へ向ける
そして最後が目線です。
これは簡単そうに見えて、かなり重要です。
フロントサイドターンでは、振り返るような動作になり難しいですが
「ボードを曲げたい方向を見る」
ことを意識してください。
ターンする前から、これから進みたい方向へ目線を送ります。
人間の身体は目線に引っ張られるように自然と動きます。
目線がターン方向へ向けば、頭が動き、肩が回り、腰がついてきます。
逆に、ボードの先端や足元を見てしまうと、上半身の回転が止まりやすくなります。
「ボードを見る」のではなく「出口を見る」
フロントサイドターンでは、
今いる場所ではなく、ターンした後に行きたい場所を見る
くらいの意識がおすすめです。
例えば右方向へターンするなら、
「右へ曲がる」
と考えるだけではなく、
「ターンした後、あそこへ行く」
という場所を見ます。
すると目線が先行し、それに合わせて肩が回り、身体がターンの姿勢に入りやすくなります。

フロントサイドターンの3つのポイントをまとめると
バックサイドのスープターンをすでに練習している人なら、フロントサイドでは次の3つを特に意識してみてください。
① お尻を後ろへ出す
身体をただターン方向へ倒すのではなく、腰を落としてお尻を後ろへ。
重心が後ろへ逃げてひっくり返らないように注意します。
② 前肩を開く
または後ろ肩を前へ。
後ろ側の腕を背中側へ傾けるような感覚で肩を回します。
③ 行きたい方向を見る
足元やボードを見るのではなく、ターンした先を見る。
目線を先行させることで、身体全体の回転を作ります。
3つを同時にやってみよう
最終的には、この3つを別々に考えるのではなく、1つの動作としてつなげます。
フロントサイドターンに入るとき、
「行きたい方向を見る」
↓
「前肩を開く・後ろ肩を前へ」
↓
「お尻を後ろへ出して腰を落とす」
↓
「ボードのレールを入れる」
↓
「終着点を見る」
という流れを意識してみてください。
最初は動きを大きくして練習しても構いません。
慣れてくれば、実際のターンではこれらの動きが連動するようになります。
フロントサイドターンでよくある失敗
身体だけをターン方向へ倒してしまう
これが一番ありがちなミスです。
上半身だけが倒れてしまうと、重心が崩れてレールがうまく入らなくなります。
「倒れる」のではなく、
腰を落として、お尻を後ろへ出す。
という意識を持ちましょう。
肩が回っていない
ボードだけを曲げようとしても、身体が正面を向いたままだと波とぶつかる形になり上手くパワーをもらえません。
前肩を開く、または後ろ肩を前へ送って、上半身の回転を作りましょう。
足元を見てしまう
足元を見てしまうと、頭と肩の動きが止まります。
ターンしたい場所を見る。
これだけでも身体の動きがかなり変わります。
まとめ
フロントサイドターンは、バックサイドのターンと比べて「どこに体重を乗せるか」「上半身をどう使うか」が少し違います。
特に意識したいのは、
① お尻を後ろへ出してレールを入れる
② 前肩を開く、または後ろ肩を前へ送る
③ 行きたい方向へ目線を向ける
この3つ。
スキムボードのターンは、足だけでボードを曲げようとするよりも、目線・肩・腰・ボードを連動させることが重要です。
バックサイドのスープターンができるようになってきた人は、この3つを意識するだけでもフロントサイドターンの感覚がかなり変わってくるはずです。
まずはスピードを出すことよりも、ゆっくりした状況で3つの動きを確実につなげるところから練習してみてください。



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